今回は圧倒的な画力と独特なストーリーでサブカル女子に人気な漫画家・古屋兎丸(ふるやうさまる)の漫画が元になった映画について紹介します。
古屋兎丸は東京都出身の漫画家で、元々は美大に通いながら油絵のアーティストを目指していたそう。
ですが、油絵で生計を立てるのは難しく断念。
そこで漫画家に転身することにしたそうです。
漫画作品でも見られる圧倒的な画力は油絵で培ったものだったんですね。
1994年にデビューし、これまで多くのヒット作を生み出してきました。
「ライチ☆光クラブ」や「帝一の國」は映画化もされているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
そして現在は漫画だけでなく、脚本やCDジャケットのイラストなど漫画という枠におさまらない様々な活動を行っています。
ぜひこの記事で読みたい古屋兎丸作品を見つけてみてくださいね!
Contents
古屋兎丸作品の金字塔!「ライチ☆光クラブ」
古屋兎丸といえばこれ!と言われるほど代表的な作品が「ライチ☆光クラブ」です。
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「ライチ☆光クラブ」ストーリー
螢光町という工場街が舞台の作品で、帝王である「ゼラ」を中心に少年達が夜な夜な秘密基地「光クラブ」に集まります。
そんな彼らには崇高な目的がありました。
同じ目的のために集まったはずである彼らが、結束・崩壊していく様が非常に耽美かつ退廃的で読後にはなんとも言えない気持ちになります。
そして、この作品、アングラ・サブカルを愛する若者達にカルト的な人気を誇った劇団グランギニョルの舞台が原作。
古屋兎丸も若かりし頃に劇団グランギニョルの舞台によく通ったそうです。
残念ながら、劇団グランギニョルの舞台は映像として残っていませんが2015年に映画化されているので、映像として観ることができます。
「ぼくらの☆ひかりクラブ」という「ライチ☆光クラブ」の前日譚もあるのでぜひ合わせてチェックしてみてください。
映画情報
1985年に劇団「東京グランギニョル」によって上演された舞台をベースに、古屋兎丸が2005年に漫画化した同名作品を、野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗ら旬の若手俳優陣を配して映画化。監督は「先生を流産させる会」「パズル」などを手がけた内藤瑛亮。
※映画.comより
センセーショナルなタイトルが話題「女子高生に殺されたい」
古屋兎丸の画業20周年記念作品として発売された「女子高生に殺されたい」はセンセーショナルなタイトルも含めて大注目されました。
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「女子高生に殺されたい」ストーリー
物語はタイトル通り「女子高生」に殺されたいと願う主人公・東山の妄想や計画を元に進んでいきます。
また、東山が理想とする殺され方が非常に細かく、「できれば文科系の細い女の子」など殺してくれる相手にまで注文付き。
このように、テーマに反して思わず笑ってしまう部分が多々あるのもおすすめポイントのひとつです。
東山が本当に願いを達成出来るのかぜひその目で確認してみてください!
そして、映画化の際の主人公・東山役はなんと向井理!
耽美な世界観をきっちりと再現してくれていますよ。
ぜひ両方ともチェックしてみてくださいね!
映画情報
「ライチ☆光クラブ」「帝一の國」などの鬼才・古屋兎丸による同名コミックを、「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫監督が田中圭主演で実写映画化。城定監督自ら脚本を手がけて原作を大胆にアレンジし、「女子高生に殺されたい」という欲望を抱える高校教師が企てた「自分殺害計画」の行方を描き出す。生徒役を「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の南沙良、「サマーフィルムにのって」の河合優実ら若手俳優たちが演じ、春人の過去を知る元恋人役で大島優子が共演。
※映画.comより
クスッと笑えるギャグが盛りだくさん「帝一の國」
菅田将暉をはじめ、イケメン俳優が総出演した映画で話題となった「帝一の國」です。
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「帝一の國」ストーリー
物語は日本一の名門校・海帝高校で生徒会選挙を軸に繰り広げられる学園コメディです。
主人公の赤場帝一は「総理大臣になって自分の国を作る」という夢を持つ高校生。
そんな赤場は総理大臣への第1歩として生徒会会長を目指します。
主人公・赤場はもちろん、彼を取り巻く個性的なキャラクター達にも注目ですよ!
生徒会選挙というひとつのテーマにも関わらず、恋愛やライバルとの関係など読者を飽きさせません。
漫画を読んでから映画を観ると主演の菅田将暉が帝一にぴったりでより楽しめますよ!
映画情報
古屋兎丸の同名コミックを、菅田将暉、野村周平、竹内涼真ら人気若手俳優の共演で実写映画化した学園コメディ。「ジャッジ!」「世界から猫が消えたなら」の永井聡監督がメガホンをとり、「ROOKIES」のいずみ吉紘が脚本を担当。
※映画.comより
まとめ
今回は古屋兎丸の耽美な世界を楽しめる映画作品3選を紹介しましたが、観てみたい作品はありましたか。
ちなみに私の1番のおすすめは王道ですが「ライチ☆光クラブ」です。
初めて読んだ古屋兎丸の漫画がこちらの作品で衝撃を受けたのを覚えています。
全ての作品に共通していますがブラックユーモアの効いたドロドロとした部分を、美術作品のような美しい描写で描いているのが本当に秀逸ですね。
映像では耽美な世界観のまた違った魅力を楽しむことが出来ますよ。
また、原作の漫画を読もうとする際に古屋兎丸作品は一般的な本屋さんに置いていないことも多いので少し注意が必要です。
そこで、私が古屋兎丸作品を購入するのにおすすめしているのが「ヴィレッジヴァンガード」。
作品の品揃えはもちろん、関連するグッズや古屋兎丸作品に画風が近い漫画家の作品も多く取り揃えています。
ぜひ「ヴィレッジヴァンガード」で購入してみてくださいね!
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